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どんな美容室がいいの?

この質問に答えはありません。
その答えは、あなた自身の中にだけあるものです。


あなたにとって良い美容室が、ほかの人にとって良い美容室だとは限らないからです。皆が同じ美容室を良いと感じれば、よくない美容室は全部つぶれることでしょう。それぞれに良いの基準が違うからこそ、いろいろな美容室があるのです。


しかし、アドバイスをするならば、自分にとって何一つ文句のない理想の完璧な美容室は、現段階ではこの世に存在しないということです。
どこの美容室でも、その店の先生(美容室では先生と呼びます)は自分の店を自分が一番良いと思う状態にもっていきますから、みなさん自分の店を一番だと思っています。


また、そうでなければ、スタッフはついてはきません。
ということは、今この世に存在する美容室に就職する以上、みなさんにとって100%完璧な店など存在しないのです。


なぜならば、その店はあなた自身が将来出店する店だからです。
最初から完璧を求めているならば、あなたはきっと就職はできません。もしできても続けることはできません。
あなたがこれから就職しようとするどの店にも、あなたの納得のいかない点や不満な点は必ずあります。また、社会とはそういうものでもあります。


では、どのような美容室を自分にとって合う美容室だと思えばいいのか。


その答えは非常に難しいのですが、自分のこだわりの条件を優先順位の高い順に3つあげてみましょう。
この3つを満たしてくれる店で、その店の外観を自分が良いと感じることができて(これはオーナーの価値観に同調できるという大切なこと)、さらに、見学に行ってみて自分がそこに立って仕事をすることがイメージできる、またはもう一度ここに戻ってきたいと感じることができるかどうかです。


山のようにある美容室から、あなたが出会うことのできる美容室は限られています。
ふっと自分の感じる「良い」を逃がさないように、集中して美容室探しをしてください。
友達と仲良くではなく、自分だけの世界の中で、ふっと瞬間的に感じる「この店が気になる」という感情を友達との雑談で逃さずに見つけて、まずはあなたがアクションを起こします。


店の外観との初対面は、そのオーナーの価値観との初対面でもありますから。
そこで感じる「良い」は少し確信をもって感じることができます。
美容室に見学に行く時には「保留」で帰ってこないことです。


どうしよう・・・のまま帰ってくれば結論はでません。


その店を立ち去る時には、この店に来よう、なのか、もう来ない、なのかどちらかに決めて立ち去ることです。
帰宅後のどうしよう・・・に結論はなかなかでません。それはたいがいの場合、上手な断る理由を探しているにすぎませんから。


こういう就職活動の中で、あなたの中に確実にあなたにとって良い美容室という答えが明確になってきます。
ここに書いたことは、実際に学校で生徒に指導していることのままを書きました。


あいまいな表現だと感じるかもしれませんが、実際にこうして生徒は美容室を選んでいきます。
もちろん、合わなかったと退職する生徒もいますが、次々と美容室ができてはつぶれ、つぶれてはできるように、みなさんを必要とする美容室はどこかにあるのです。


多少の我慢は必要ですが、自分自身が壊れてしまいそうなほどの我慢は必要ありません。
お店を変えることもまた、一つの選択肢です。実際に美容室に入ってみなければわからないことがたくさんあります。


人生を一軒の美容室で終える人は意外と少ない。
ゆずれない条件と、こだわる必要のない条件を見極めてたどり着いた美容室が、あなたにとって良い美容室です。


我慢するべきところは我慢する。
その見極めも大切ですね。皆さんが、私たちが感じたように、美容師としての仕事に誇りと喜びを感じてもらえる日が一日も早く訪れることを願っています。

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