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休学、退学その理由は?

現実を知ることはとても大切です。自分が失敗しないためにも、人の失敗談も知る必要があります。


美容学校のガイダンスに参加しても、オープンキャンパス(体験入学・学校見学)に参加しても、どこの学校でも誰も語ろうとはしません。


「ホントにみんなが頑張って卒業するの?」

「辞める人はどのくらいいるの?」

「どうして辞めるの?」


そこのところを話してしまおうと思います。


入学から卒業までの2年間に、だいたい1割から2割の生徒がリタイアします。
あちこちの学校と交流する中で平均するとこれくらいがリタイアします。
(この数字は一昔前から考えるとずい分減りました。)40人クラスで、だいたい4人から5人くらいが、私の平均。


理由は様々ですが、ほとんどが次の3つに当てはまります。


・出席状況が悪く、単位を取得できずあきらめる。
・進路変更(自分には向いていない・やりたい事と違った・他にやりたいことができた)
・経済状況の悪化・家庭環境の激変(近年急増)


この3つ以外で多いのは、妊娠・結婚。
妊娠→結婚→退学・・・これは自己管理の問題として。


何と言っても一番多いのは出席状況の悪化です。
下宿(一人暮らし)での通学をする生徒も全国的に多いようですが、やはり自分で起きることができないのが一番の問題です。実家暮らしなのに起きられない方が改善の余地は少ないようにおもうけれど・・・。


朝、起きることができなくて遅刻する。
遅刻した結果、授業に遅れて取り戻せなくなる。
取り戻せなくなると、つまらなくなって学校に行く気が無くなる。
更に起きられなくなる。


これのくり返しを、うんざりするくらい見てきました。
この魔のスパイラルに巻き込まれると、ほとんどが立ち直れなくなります。


家庭の事情によるもの以外では、ほとんどの場合、生徒に頑張ろうという意欲が無くなった結果で、どうしても辞めたくない、と苦しむ生徒はほとんどいません。辞める手続きが済むと、とても晴れやかでスッキリとした顔を見せます。


問題は家庭の事情。


これは根が深く、教師といえども踏み込むわけにはいかず、見守る事しかできません。
このケースが一番、生徒自身も悩み苦しむように思います。
経済的な事情がほとんどですが、まれに両親の離婚による家庭環境の変化についていけなくなったとか、そういったものもあります。


経済面では、大切なのは早い段階で授業料を払ってくれている方と話し合えることです。
これに尽きると言って過言ではありません。本当に頑張りたかった生徒は、もっと早くに親が言ってくれたら自分もバイトで授業料を貯めることもできたのに、と悔やみます。


休学や退学に直面することなく無事に卒業するためには、無理な生活サイクルを作らないこと。
生徒の中には学校に来るためにアルバイトをしているのか、アルバイトを続けるために学校に来ているのか、よくわからない子がいます。

働くことを楽しいと感じることは良いことだと思います。でも、それは本業の学校がきちんと成立した上でのことです。


学校というサイクルを確立して、そこに無理がない程度にアルバイトを組み込む。
学校で発生した悩みや問題は学校で解決し、自分の生活リズムと合う生活スタイルを保っている友達と遊ぶ。


要は自分を学校へと向かわせてくれる環境を整えることが最も重要です!


できることなら、全員そろって無事に卒業させてあげたい。全員の手に国家試験の合格通知を届けてあげたい。その思いは、全国の美容学校の職員共通の願いです

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