Top  > はじめに・・・

はじめに・・・

きっかけは些細なことだったかもしれない。
自分の髪を切ってくれた美容院のお姉さん、鏡の向こう側にいるその人がなんだかきれいで、あんな人になりたいと思った。


初めて美容室でシャンプーをしてもらった時の、湯気とリンスの香りが混ざった匂い。なんだかちょっぴり大人になった気分だった。


鏡を見るたびに、毎日そこに映る自分の姿、その自分の姿の向こう側にこの髪型にしてくれた美容師さんがいた。


気に入ってる今の自分の髪型。毎朝鏡の前で、ちょっとうれしい気分になれる。この髪型を切ってくれた美容師さんが、毎朝ちょっとだけ「うれしい」をくれる。


「美容師になりたい」
そう思ったあなたが、初めて美容師という存在を意識したのはいつだっただろう。鏡の中で、少しずつ変わっていく自分にワクワクしたこと、合わせ鏡で後ろの仕上がりを見せてくれるときの、ドキドキした気持ち。きっといくつになっても変わらない。

<美容師>という仕事。
それは女性の人生の中で、大切な節目に立ち会うお仕事です。


赤ちゃんが生まれて、お宮参りに行く時(生後1か月)、あなたを抱いて行ったお母さんは、美容室で髪をセットしてもらい、着物を着たかもしれない。


七五三、着物を着せてもらい、初めてのお化粧にドキドキワクワクしなかったかな?
卒園式や卒業式、入学式での記念写真。美容室に行ったばかりの自分が写っている。


自分にとって大切な日、できるだけキレイな自分でいたいと願いませんか?
そうだ、ちょっと早いけど、この日に合わせて美容室に行こう!と思ったことはありませんか?


十三参り、大人と子供の間の顔をしている自分。美容室で「かわいいね」と言われることも照れくさい年ごろだった。
成人式、もう立派に自分の意見や好みがあって、きっと美容師さんにもこんな風にして欲しい、こういうのは嫌だと要望を出すこだわりも出てくる。


高校や大学、専門学校では卒業式に何を着るかな?振袖?はかま?それでも、着付けやヘアセットは美容師が受け持ちます。


結婚式、人生で最も輝き、最も美しい瞬間。その輝きのお手伝いも美容師がします。
妊娠・出産。どの本でもだいたい、何か月頃までに美容室は済ませましょう。とか、出産後のことを考えた髪形を相談してみましょう。などと書かれている。


つかず離れず一定の距離を保って、人生の輝く瞬間に光をたすお手伝い。そんな素敵な仕事を、あなたは今選ぼうとしています。


その事を業界の先輩として、また美容学校の教員として、うれしく思います。

関連エントリー

はじめに・・・